2014年4月29日火曜日

■ ワールドカップ出場国の本音 19 ■ E組 - 成し遂げたフランス ■

     FIFAランキング16位 - 5回連続14回目の出場
トリコロールカラーのこのフランス、日本以外で一番応援したいチームかも知れません。

フランスのイメージを考えていました。フランスで有名といえば上げればきりがないでしょう、

ルイヴィトン、ディオール、シャネルなどのブランド、ミシュラン、女優のソフィー・マルソー、ノストラダムス、リュックベンソン(映画監督)、アランドロン、フィリップトルシエとその通訳だった人がパッと浮かんできました。

パリ市内の日本レストランでのラーメンがやたらと高い、英語はなせるくせに話さない。。。など
「イエス、ノー、ライト、レフトくらいはわかるだろうよ」と突っ込みを入れたくなります。

1998年フランス大会では、開催国として堂々の優勝、もう16年前になります。
この大会、私達にとってとても思い入れにある大会でしょう、わが日本代表がはじめてワールドカップに出場した大会でした。
フランスでの試合会場を青で埋め尽くし、日本のホームで試合を行っているかのようでした。

結果はともかく印象的でしたね。
当時はサムライブルーではなく、ウルトラニッポンと呼ばれていたのが懐かしい響きです、なぜ変わってしまったんでしょうね、時間あるときに調べておきます。

優勝したフランスチーム、当時フランス代表の監督はエメ・ジャケ監督で、2002年の日韓ワールドカップで日本代表を率いたトルシエ監督が大尊敬する監督でした。

前置きが長くなりましたが、開催国のブラジルを除く出場国の中で、一番苦労し、がんばって出場権を獲得したチームがこのフランスです。

ヨーロッパ予選は9つのグループに分けられ、1位通過のチームは無条件で出場権獲得、
位通過のチーム9つのうち、上位8チームはホームアンドアウェイで2試合行い勝利チームに出場権が与えられるというルールでした。

2位通過で9位だったのがデンマーク、ヨーロッパ地区のレベルの高さがわかります。

運悪くフランスチームはスペインと同じ組に入り予選を戦います。
グループ5チーム内でスペインと2強のような感じで試合が進行していきますが、結局首位に立てないまま2位通過へ回ることになります。

そう簡単に出場させてくれません。

予選2位通過でプレーオフ、そのチームの顔ぶれを見ると、どこも強豪、日本代表と戦ったらやられてしまいそうな国ばかりです。

ギリシャ/フランス/ポルトガル/ウクライナ/スウェーデン/アイスランド/ルーマニア/クロアチア
この顔ぶれ見ると、日本はアジアでよかったなぁとつくづく思いました。

国この8つのがそれぞれプレーオフを戦います。

フランスの相手はここでもクジ運がないのか、まさかのウクライナが相手。

ここでも神様は簡単に出場させないようにします。

まじめに何かに取り付かれている、選手の中に疫病神が居るかも、お払いでもしてもらったほうがいいのではと思いました。

そして敵地ウクライナに向かいアウェイのプレーオフ第1戦、後半立て続けに失点し、ウクライナを崩せずまさかの2-0で敗戦。

ワールドカップ出場への黄色信号が点滅、フランス国内が大騒ぎでした。

ホームでウクライナを迎える試合では3-0以上で勝つしか望みはない状態です。

ただウクライナの守備も相当堅いです、フランスに負けるまでの6試合連続無失点でした。

裏で、ポルトガルvsスウェーデンが行われる中、世界中がポルトガルと、フランスに注目する日となりました。

ここでフランスチームは感動させてくれましたね。がんばり続ければ結果はついてくる、
成し遂げたという言葉はこのことでしょう。

関係者、選手たちは威信をかけて戦うということをこの試合で魅せてくれ証明してました。

先制点を奪うともう流れはフランスムード、ウクライナに退場者が出て、流れがフランスに向き始めました。ベンゼマのゴールで同点に追いつき、3点目の決勝点はオウンゴール。

負けてしまったウクライナも、何とかならないのかって思いましたが、退場者を出してからもう押せ押せムード、勢いが違います。

フランスが勝ち越してから試合終了、までがとっても長く感じ終了後はスタジアム全体、涙でした。

さて本大会でのフランスチーム、グループEに振り分けられ、ホンジェラス、スイス、エクアドルと対戦します。
                                                    Image:sceptorindustries
本番前の親善試合はノルウェー、パラグアイと組まれています。
仮想スイス、エクアドルでしょう。

前回大会では得点わずか1で何もできないまま、まさかの予選落ちで敗退したこのチーム、大会前の親善試合では中国に敗れていました。

苦しんで苦しんで獲得したワールドカップの出場権、割り振られたグループはどのチームより楽に見えます。

最低でも予選を通過してもらい、フランス復活となるのでしょうか?その答えはもうすぐわかります。

苦しい戦いだったヨーロッパ予選、その苦しみが本大会に生きてきます。

ありがとうございました。

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